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【インタヴュー】櫻井せゆなはカメレオン・シンガーになれるか?

by YUMEOCHi

INTERVIEW:櫻井せゆな(シンガー

いま、という瞬間は、面白い。いま、いま、いま、と指でおさえているうちにも、いま、は遠くへ飛び去って、あたらしい「いま」が来ている。

引用元:太宰治「女生徒」より

櫻井せゆなという一人の女性を見ているうちに、彼女は「いま」を懸命に捕まえようとしているな、と思う。ひとつのモノにこだわらない。昨日までの自分は誰だっけ、とその物腰柔らかに話す彼女の目を通してこちらも「いま」をありありと見せつけられているような気がする。

自分が表現出来るものに形問わずどんどん挑戦していきたい。歌もピアノも、アコースティックも、表現方法の一つ。くるくると変わる私を見て欲しい。そう答える彼女はいま現在もくるくると変わり続けているらしい。

新曲「お姫様とロンリーガール」を発表し、シンガー・櫻井せゆなとして今後どうありたいかをここにインタビューした。櫻井せゆなは「カメレオンシンガー」になれるか?

Interview&Sentence:RyO

Photo:Kohta

──────あんまり緊張とかしなそうですね。

櫻井せゆな:えっ!?ほんとですか?ゴリッゴリにしてますよ(笑)

──────ずっと自然体の感じですよね。でも今は緊張してないでしょ?

櫻井せゆな:さっきのいろんな修羅場(撮影)をくぐり抜けてきたんで。って修羅場じゃないか(笑)生きて帰ってきたんで。あっ、ふざけてないですよ。

──────自身の歌手活動としてはどのぐらい活動しているんですか?

櫻井せゆな:歌い手としては、動画の初投稿自体が本当にだいぶ昔で。2010年とかなんですけど・・・。

──────めっちゃくちゃ前ですね!

櫻井せゆな:中学校の時に初投稿はしていて、そこから名前を何回か変えたりして今に至るんですけど。シンガーとしてライブハウスに立って歌い始めたのは2年前とかですかね。

そこから色々な人と出会って、有難いことにプロデュースもしてもらっているって感じです。

──────弾き語り活動などもしてましたか?

櫻井せゆな:活動のメインではステージに立って、「一人で歌ってパフォーマンスをする」って所に重きを置いていたんですけど。それの延長線というか、特別版という感じで弾き語りをしています。

そして有難いことに皆さんに、アコースティックの方が声が合うってよく言われるんですよね。

なので、最近では奏者さんにお願いしてサポートで弾いてもらったりだとかも多いですね。

──────声がアコースティックに合うという話でしたけど、声優さんみたいな歌声ですよね。

櫻井せゆな:本当ですか?初めて言われた!

──────落ち着いて話すような歌声がすごく印象的でした。今回新たに発表された「

お姫様はロンリーガール」はどんな曲になってますか?

櫻井せゆな:外の世界をあまり知らない女の子が主人公で、キラキラふわふわっていうものに囲まれて自分の世界でずっと生きてきた子が、外の世界にちょっと触れることで、外の世界も悪くない!って心境の変化がある曲です。ざっくりいうと(笑)箱入り娘の曲ですね。

──────歌ってる感じとしてはどうですか?いつもどういう事を感じながら歌ってます?

櫻井せゆな:基本歌詞解釈も一緒に事前に貰うんですけど。自分の中で一度落とし込んで持って行って、録音する前のディレクションと照らし合わせながら歌うようにしています。

──────結構器用そうですよね?

櫻井せゆな:はははっ(なぜか爆笑)

曲の解釈を消化するのは割と得意ですね。落とし込むというか、世界に入り込むというか。

でも昔は苦手でした。全然できなかったんです。自分一人でやっていた時とかは。色んな方にゴシゴシしごかれて、修羅場をくぐり抜けて・・・。

──────せゆなさんは「歌い手」としても活動していますが、顔出しについてはどう思われますか?歌い手さんで顔出しは珍しいかなって。

櫻井せゆな:そうですね、もともと顔を出していたので抵抗はないんですけど。

最近は顔を出してもアプリのSNOWでフィルターをかけて撮って、口元を隠して加工した上で加工して・・・みたいな。私も最初そうだったんですけど(笑)周りに良くないよって言われて。

それからなるべく素の自分で頑張ろうっていう思いはあります。

そうしていく事で、ちゃんと昔と今の変化をびっくりしてくれる人が最近多くて。

ありがたいですよね。

──────今後も歌い手としての活動もしつつ、自分名義での弾き語り(シンガーソングライターとしての)活動は続けていきますか?

櫻井せゆな:はい、続けていきますね。6月29日に表参道でアコースティックライブがあって、普段演者さんが10組とかいる中のライブ出演が多いんですけど、今回は演者が三人しかいなくて、スリーマンみたいな感じでやります。作詞も一応進めてて。自分で作ったオリジナル曲は全て作詞作曲しています。

この日のセットリストにも持っていけたら持っていきたいですね。

どれか一曲アコースティックで放り込もうかなって画策はしていたので。

──────ピアノの弾き語りの動画も見ました。幅広いですね。

櫻井せゆな:あれは、ちょっと面白いエピソードがあって(笑)凄いベストテイクが録れた瞬間、部屋の前をお父さんが洗濯物を持って通っていって、物干しハンガーのカチャカチャカチャ!!!って音が全部入って(笑)録り直し・・・(笑)

──────お父さん可愛いですね(笑)

櫻井せゆな:今は新しく、ある歌い手さんとのコラボ動画が決まっていて、今後はそれに向けて動いていますね。

──────次のライブは新しい曲を出してからの初めてのステージになると思うんですけど、そのあたりの意気込みを聞かせてください。

櫻井せゆな:はい。次のライブは二部制で、二部どっちも出演するっていうのが初めてなんです。今まで二部制でも片方しか出たことなかったんですよ。

なんか、しかも一部と二部全く方向性が違うんですね。二部は女の子と一緒にコラボでやって、一部はソロで歌うんですけど、新曲の「お姫様はロンリーガール」は私が今までやってきたテイストの曲とはまたちょっと違った曲なので、ここでまたどういう櫻井を出そうかなってのを練り練りしているところです。

いろんな角度で櫻井せゆなを楽しんで欲しいな、っていうようなセトリで組んでいるので、そういう櫻井を見せられたらないいなって感じです。

──────これまでの反響はどうですか?一人でやっている時と比べて、チームでやっている時とは何が変わった?

櫻井せゆな:一人だと、作品を作るっていう意欲とか創造力ってのが無くなりがちだったんですけど、作って毎週投稿するっていうルーティンを組んでもらえるのが嬉しいし、助かります。

そういうのがある事によって、頑張れるし、楽しみにしてくれる人がいるのを新たに実感できるし。「先週も、今週も良かった」っていうコメントを貰う事で、毎週見てくれてるんだなってのが分かるし、いろんな人も言ってくれているように、継続してやっていく事で 絶対見てくれてる人もいるから、それを信じて頑張っている感じですね。ここ太字でお願いします。

──────(笑)そのお客さんたちに向けて、これからの活動を通してどういうところを見て欲しいですか?

私自身、ずっと同じでいることに飽きちゃう人で。見た目とかメイクを一ヶ月とかでめっちゃ変えたりするんですよ(笑)二ヶ月前の自分の写真を見て、「この時の自分と今の私が全然違う」ってのがよくあって、半年前のとか出てくると、え、だれ?とかよくあるんですよ。

周りからもその振り幅で変われるって凄いね、みたいな感じでよく言われるぐらい結構変化があるんですけど、そういう変化を歌にも出したくて。

「世界観に入り込んで歌う」っていう事がしたくて歌を始めたので、言い方あれですけど、コロコロ変わっていく櫻井せゆなを一緒に見ていって欲しいですね。あっちもできるけど、こういう事も出来るっていう多様性?を一緒に楽しんで欲しいなってのがありますね。

「カメレオンシンガー」になれたらいいなあ。

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PROFILE

櫻井せゆな(シンガー)

2010年から動画投稿サイトにて活動開始。今月、4月28日に「お姫様はロンリーガール」を発表。

歌手活動の中でも幅広く活躍しており、歌い手として動画投稿活動の他に、シンガーソングライターとしての弾き語りや、アコースティックライブも行なっている。

5月2日に新宿FNVで行われる「唄うたいFES」に、一部二部同時出演が決定している。

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